まちづくりの3つの「挑戦」

~守り抜く決意と覚悟なくして守れるものも守れない時代のなかで~

1. あなたの「住環境」と「生活環境」を守るまちづくり
  めまぐるしく変わる社会・経済環境、さらにはわたしたちの想像を遙かに超える自然災害の脅威――。

  わたしたちの「住環境」や「生活環境」を守ることが以前に増して厳しく、難しくなっているように感じます。

  わたしは、守り抜く決意と覚悟なくして守れるものも守れない時代に入っており、その傾向は今後、ますます強まっていくと懸念しています。

  誰かがしっかり声を上げ、体を張って守る姿勢を見せなければ、その先の目標としての「持続可能」で、災害からの「復元力」もあるまちづくりなどおぼつかないでしょう。

  特に、区民が、「いまある良好な住環境を維持したい」、「歴史と文化、みどりに育まれた閑静な住環境を守りたい」と願うのであれば、そうした区民の声に寄り添い、区民の意向を最大限尊重するのが区と区議の役割であると私は考えます。

  あなたの「住環境」と「生活環境」をまもるために、わたしは先頭に立って声を上げ、旗を振りたいと思います。

 

2.「みどり」と「景観」「生物多様性」を守るまちづくり
  「住環境」「生活環境」の中で、「みどり」と「景観」、さらに「生物多様性」のある自然は、重要な位置を占めるかと思います。

  都心部に位置する文京区ですが、もともと豊かな「みどり」があり、歴史と文化を感じさせる「景観」も特徴のひとつとなっています。

  都心部の区としては公園や庭園も多く、区民の憩いの場となっています。

  しかし、こうした「みどり」や「景観」「生物多様性のある自然」も、意識的に守ろうとしなければ守り切れない時代に入っています。

  閑静な住宅街も同様です。「みどり」と「景観」「生物多様性のある自然」に囲まれてこそ閑静な住宅街として心豊かに暮らせるのであって、それらを守り、維持し、育んでいくことは極めて重要になっています。

  みどり豊かで落ち着いたまちなみの景観を持つ閑静な住宅街をいかに守っていくかは大きな挑戦であり、わたしはそれに挑んでいきたいと考えています。

 

3.「子育て環境」と「教育環境」を守るまちづくり
  結婚、出産と、それにつながる「子育て環境」、さらにはその先の「教育環境」――。

  わたしにとってはこれらも重要な“まちづくり”のテーマです。「住環境」と「生活環境」を守り、「みどり」と「景観」「生物多様性のある自然」を守ることは、「子育て環境」と「教育環境」を守ることに直結しますが、それだけではありません。

  例えば、保育園――。保育園の数、待機児童ゼロは重要な指標ですが、単なる数字合わせに終わってはなりません。

  自宅の近く、駅の近くにあってこその保育園だとわたしは思っています。

  社会的立場の弱い方、マイノリティの方、非正規雇用の方も差別なく、開放的で、自由で伸び伸び暮らし、過ごせるまちであってこそ、良好な「教育環境」を支えると思っています。多様で包摂的、かつ寛容な社会するような“まちづくり”に挑むことを通じ、真の意味での「教育環境」も整えていきたいと思っています。